Events 近況

April 2, 2025

服部龍二「米国大統領を説得した首相たち――『ジュニア・パートナー』の知略縦横」(『フォーサイト』2025年4月2日)が公表されました。
トランプ政権への対応に世界中が苦慮するなか、吉田茂、中曽根康弘、安倍晋三といった首相たちがいかにアメリカの大統領を説得してきたかを論じたものです。
主な項目は次の通りです。
  はじめに
  吉田茂とダレス――タイミングをつかむ
  中曽根康弘とレーガン――「手づくり外交」
  安倍晋三とトランプ――アメリカを巻き込む

March 28, 2025

民主平和統一諮問会議(韓国大統領府の諮問機関)の主催により、韓日平和統一フォーラム「韓日修交60周年、省察と未来ビジョン」が大阪の帝国ホテルで開催されました。
セッション1では趙眞九先生(慶南大学)が座長を務められ、趙容来先生(前韓日議員連盟事務総長)と私が報告し、金昇泳先生(関西外大)と中戸祐夫先生(立命館大学)が討論して下さいました。
私は「日韓国交正常化60周年――回顧と課題」と題して報告しました。
日韓関係を軸として、日中関係や日米関係にも触れました。
韓国の方も多く参加されていました。
韓国の方にご参考までに、関連文献として拙著『중국과 일본의 악수――1972년 국교정상화의 진실(中国と日本の握手――1972年国交正常化の真実)』(ソウル:Youkrak、2017年)があります。
これは拙著『日中国交正常化――田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書、2011年)の韓国語訳です。

March 26, 2025

東大駒場キャンパスで、後藤春美先生の最終講義に行ってきました。
後藤先生と初めてお目にかかったのは1997年、千葉大学で同僚となったときでした。
それから30年近く、本当にお世話になりました。
懇親会でも後藤先生をはじめ、懐かしい方々や初めてお目にかかる方々とお話しできました。

March 24, 2025

社会人入学していた東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム修士課程を修了しました。
修士論文は “Japan’s Humanitarian Assistance to Myanmar after the 2021 Coup(2021年クーデター後のミャンマーに対する日本の人道支援)” でした。
関係各位に深く御礼を申し上げます。
これからの教育に活かしていければと思います。
なお、関連の論文として、以下を刊行いたしました。
Ryuji Hattori, “Intersections of Health, Border, and Marginality: Field Research Enriches Understanding of Japanese Engagement with Post-Coup Myanmar,” Kyoto Review of Southeast Asia, Issue 38 (June 2024)
・服部龍二「日本のミャンマー政策と米中対立──『自由で開かれたインド太平洋』の同床異夢」(大矢根聡編『共振する不安、連鎖する米中対立』千倉書房、2025年)171-189頁
・服部龍二編「北村俊博 外務省ODA出前講座 日本の国際協力と人間の安全保障」(『政策文化総合研究所年報』第27号、2024年9月)377-404頁
・服部龍二・三浦純子編「石橋通宏参議院議員インタビュー──対ミャンマー支援の現状と課題」(『総合政策研究』第33号、2025年3月)47-58頁
・服部龍二・山本悠雅編「ジャパン・プラットフォーム事業推進部・事業評価部・事業管理部部長 樋口博昭インタビュー──対ミャンマー支援を中心に」(『総合政策研究』第33号、2025年3月)59-65頁

March 9, 2025

昨年3月に他界された五百旗頭真先生を偲んで、小規模な会食を行いました。
五百旗頭先生と近しかった方々が、十数名、集まって下さいました。
心温まるお話を多く聞けて、とてもうれしかったです。
できれば来年も開催したいと思います。

February 28, 2025

地経学研究所主催「経済安全保障カンファレンス」が開催され、パネルディスカッション「石破内閣の東アジア観と国際情勢の現在地」に参加しました。
モデレーターが江藤名保子先生、スピーカーが添谷芳秀先生、高原明生先生、私でした。
非公開会議のため詳細は書けませんが、石破政権下でアメリカや中国とどう向き合うかがテーマでした。
産官学から約100名の参加者がいらしたそうです。

February 14, 2025

拙稿「日本のミャンマー政策と米中対立──『自由で開かれたインド太平洋』の同床異夢」(大矢根聡編『共振する不安、連鎖する米中対立』千倉書房、2025年)171-189頁が刊行されました。
大矢根先生を研究代表者とする科研費基盤研究(B)「米中経済紛争に関する国際制度・国内社会共振/理論・歴史交差分析の摸索」の研究成果です。
私は科研費メンバーではありませんでしたが、途中から研究会に参加させていただきました。
大矢根先生はじめ、関係各位に深く御礼を申し上げます。

January 29, 2025

拙稿「〈書評〉高橋勝浩編『出淵勝次日記』」が『古文書研究』第98号(2024年12月)132-134頁に掲載されました。
外務次官や駐米大使を歴任した出淵の日記を丹念にまとめ上げられたことに敬服の至りです。

January 16, 2025

Ryuji Hattori, Understanding History in Asia: What Diplomatic Documents Reveal, translated by Tara Cannon (Tokyo: Japan Publishing Industry Foundation for Culture, 2019)がオープンアクセスになりました。
  OAPEN
  Open Research Library
  JSTOR
  EBSCO
同書は、服部龍二『外交ドキュメント 歴史認識』(岩波新書、2015年)の英訳です。

January 15, 2025

『読売新聞』1月15日13面に「五百旗頭真と33人の証言者 阪神大震災30年」が掲載されました。
大勢の方々のコメントが引用されています。

January 1, 2025

謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
少し近況をご報告させていただきます。

昨年はJapanese Diplomacy and East Asian International Politics, 1918-1931, translated by Graham B. Leonard (London: Routledge, 2024)を刊行と同時にオープンアクセスにしました。
同書は『東アジア国際環境の変動と日本外交 1918-1931』(有斐閣、2001年)の増補英訳です。

また、Eisaku Satō, Japanese Prime Minister, 1964–72: Okinawa, Foreign Relations, Domestic Politics and the Nobel Prize, translated by Graham B. Leonard (London: Routledge, 2021)をオープンアクセスにしました。
同書は『佐藤栄作──最長不倒政権への道』(朝日新聞出版、2017年)の英訳です。

論文としては、タイ・ミャンマー国境で行った現地調査をもとに、“Intersections of Health, Border, and Marginality: Field Research Enriches Understanding of Japanese Engagement with Post-Coup Myanmar,” Kyoto Review of Southeast Asia, Issue 38 (June 2024)を公表しました。
同じテーマで、「ミャンマー・クーデターと日本外交──2021–2023」(『政策文化総合研究所年報』第27号、2024年9月)も刊行されました。

『政策文化総合研究所年報』第27号には、拙編「北村俊博 外務省ODA出前講座 日本の国際協力と人間の安全保障──開発協力大綱の改定と気候変動を中心に」も掲載されました。
そのほか、服部龍二・塩入篤編「高坂正堯講義『国際政治学』レジュメ──1991年度」(『総合政策研究』第32号、2024年3月)を載せてもらいました。B4で70枚ほどのレジュメ集です。

他界された五百旗頭真先生につきまして、「追悼 五百旗頭真先生──『公的責任を担う学者の姿』」を日本国際政治学会ニューズレター(JAIR Newsletter, No. 179, April 2024)2-3頁に掲載していただきました。

現在では、2冊が刊行予定となっています。いずれも仮タイトルです。
1. War and Diplomacy in Modern Japan: Prime Minister Kōki Hirota and His Times, translated by Graham B. Leonard (Singapore: Springer, 2025)
2. After Terrorism: The U.S.-Japan Alliance in the Post-9/11 Security Dilemma (New York: State University of New York Press, 2025)

War and Diplomacy in Modern Japanは拙著『広田弘毅――「悲劇の宰相」の実像』(中公新書、2008年)の増補英訳です。日本語版にはなかった注を書き足し、近年の関連文献を加筆するなどしているところです。
After Terrorismは小泉内閣・ブッシュJr.政権期の国際政治史を書き下ろしたものです。英語圏の大学出版からの単著としては、Japan at War and Peace: Shidehara Kijūrō and the Making of Modern Diplomacy (Canberra: Australian National University Press, 2021)以来となります。

今年はいままで以上に、研究もさることながら教育や各種の交流に努めたいと思います。本年も、ご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

      服部龍二 拝

December 18, 2024

『朝日新聞』にインタビュー記事「トランプ外交の予測不可能性 ニクソン・ショックが示す日本への教訓」が掲載されました。

December 15, 2024

北京格蘭雲天大酒店(鳥巢国家会議中心店)太極庁で、日本国際フォーラム・中国社会科学院日本研究所共催「戦後日本の現代化プロセスと中日協力の展望」国際学術シンポジウムに参加しました。
私は次のテーマで発表しました。
  「米中対立と日本外交――対ミャンマー政策を中心に」12月14日
  「国際秩序の変容と日中関係」12月15日
関係各位に深く御礼を申し上げます。


September 30, 2024

中央大学の年報に2本が掲載されました。
服部龍二「ミャンマー・クーデターと日本外交――2021–2023」(『政策文化総合研究所年報』第27号、2024年9月)367-376頁
服部龍二編「北村俊博 外務省ODA出前講座 日本の国際協力と人間の安全保障」(『政策文化総合研究所年報』第27号、2024年9月)377-404頁
①は2023年11月に日本国際政治学会(福岡大会)で報告した内容です。
②は2023年9月に中央大学で行っていただいた講演の記録です。

September 21, 2024

服部龍二・塩入篤編「高坂正堯講義『国際政治学』レジュメ――1991年度」(『総合政策研究』第32号、2024年3月、183-256頁)が中央大学学術レポジトリでオープンアクセスになりました。
こちらにリンクを貼っておきます。

July 27, 2024

神戸大学で開かれた五百旗頭真先生を偲ぶ会に参列しました。
毎日新聞』によると、350人が追悼されたそうです。
五百旗頭先生が、いかに多くの方々に愛されているかをあらためて実感しました。
文末の写真からも温かい雰囲気が伝わるかと思います。
個人的には、少人数での会合、日本政治法律学会の追悼パネル(「五百籏頭眞――学問と人生」と題して報告しました)、東京での五百旗頭真先生を送る会に続いて、4回目の偲ぶ会でした。
そのほか、以前にもお知らせしましたが、日本国際政治学会のニューズレターに「追悼 五百旗頭真先生──「公的責任を担う学者の姿」JAIR Newsletter, No. 179 (April 2024), 2-3, を書きました。
ご尽力をたまわりました関係各位に深謝申し上げます。

July 11, 2024

7月11日、恩師の五百旗頭真先生を送る会がKKRホテル東京で行われ、参列してきました。
蒲島郁夫先生、北岡伸一先生、御厨貴先生が弔辞を読まれました。
元首相では、小泉純一郎、福田康夫、菅直人、野田佳彦が参列されていました。
内閣からは、林芳正官房長官らがお見えになっていました。
送る会を報道した新聞やテレビのリンクを貼っておきます。
  『朝日新聞』2024年7月11日
   NHK 2024年7月11日
  『神戸新聞』2024年7月11日
  『産経新聞』2024年7月11日
   サンテレビ 2024年7月11日
  『読売新聞』2024年7月11日
  『毎日新聞』2024年7月12日
送る会がこれだけ報道される学者は、極めてまれでしょうね。
500名もの参列者は第一会場に収まり切らず、別室が設けられて中継されました。
招待されなかった方々も多くお見えになり、式典後に献花されていました。
生前、五百旗頭先生は会って話すこと、会えなくても電話で話すことを大切にされていたと思います。
SNSは便利ですけど、気持は伝わりにくいし、記憶には残りにくいですね。
そして先生は、会ったり電話したりすると、拙い論文でもほめて励ましてくれました。
誰とでも分け隔てなく接し、多くの方に慕われ、温かい思い出を残してくれる方でした。
「徳は孤ならず。必ず鄰(となり)あり」「君子は人の美を成す。人の悪を成さず。小人(しょうじん)は是れに反す」と『論語』にもありますね。
7月下旬に神戸大学で行われる偲ぶ会にも参列する予定でおります。

May 26, 2024

日本政治法律学会「五百籏頭眞先生追悼パネル」(城西大学紀尾井キャンパス、5月26日)で「五百籏頭眞――学問と人生」と題して報告しました。
パネルでは、芦立秀朗先生(京都産業大学)が司会を務めて下さり、宮本悟先生(聖学院大学)も報告されました。

May 8, 2024

拙稿「追悼 五百旗頭真先生──『公的責任を担う学者の姿』」JAIR Newsletter, No. 179 (April 2024): 2-3が公表されました。
こちらにリンクを貼っておきます。
心よりご冥福をお祈りいたします。