Events 近況

2013年9月(その2)

リンクケーブルという物をご存じでしょうか。

2台のパソコンをつなぐケーブルです。

これを使うと、パソコン間でファイルドラッグ&ドロップできます。

近年のリンクケーブルは、マウス操作がパソコン間を往復でき、キーボードを共有できるようになっています。

これにデュアルディスプレイ、マルチモニターを組み合わせると、能率が上がりそうですね。

2013年9月

外務省外交史料館に通っています。

日華平和条約の文書を読み返すなどしております。

2013年8月(その4)

東アジア国際政治史研究会にて、次の本を取り上げさせていただきました。

   服部聡『松岡外交――日米開戦をめぐる国内要因と国際関係』(千倉書房、2012年)

   吉田真吾『日米同盟の制度化』(名古屋大学出版会、2012年)

   中島琢磨『沖縄返還と日米安保体制』(有斐閣、2012年)

森茂樹先生、山本章子様、平良好利先生が書評報告して下さいました。

3人の著者には、討論者として参加していただきました。

後2者については、戦後外交史研究会と共催にさせていただきました。

長く参照され続けるであろう研究書だけに、とても勉強になりました。

2013年8月(その3)

期末試験とレポートの採点、そして追試がようやく終わりました。

中旬には、府中市の多磨霊園に行ってきました。

広大な霊園にはバス通りがあり、バス停は4つもありました。

有田八郎、中島知久平、大平正芳の墓が、同じ区画にあるのですね。

2013年8月(その2)

拙稿「日中対話のパイプをどう取り戻すか」(『中央評論』第284号)が公表されました。

2012年11月、NHKラジオ第1放送「ラジオ深夜便」に出演したときの内容です。

「日中対話のパイプをどう取り戻すか」というのは、NHKラジオが付けて下さった番組名です。

日本では総選挙直前で、中国では習近平の国家主席就任が確実視されていたころです。

番組では、村島章惠ディレクターにお世話になりました。

不十分なところもあるかと存じますが、中央大学の雑誌『中央評論』に掲載させていただきました。

2013年8月

『日本経済新聞』8月3日の「NIKKEI プラス1」1面、「日本史に夢中になれる本」アンケートに協力させていただきました。

2013年7月(その4)

『日本経済新聞』7月28日朝刊4面「永田町インサイド」にコメントが掲載されました。

2013年7月(その3)

大芝亮編『日本の外交 第5巻 対外政策 課題編』(岩波書店、2013年)が刊行されました。

『日本の外交』全6巻のうち第5巻で、バラエティに富んだ内容になっているようです。

第5巻には、拙稿「歴史認識問題――相剋と和解」が含まれています。

編者、編集者をはじめ、諸先生方に大変にお世話になりました。

2013年7月(その2)

高原明生・服部龍二編『日中関係史 1972-2012 Ⅰ 政治』(東京大学出版会、2012年)が第2刷になりました。

同書では、多くの方々に大変にお世話になりました。

ちょうどいま、大学院の授業で読んでいるところです。

大学院生のご指摘にも、学ぶところが多くあります。

2013年7月

7月6日『産経新聞』朝刊6面「ニッポンの分岐点」にコメントが掲載されました。

2013年6月(その2)

6月29日『朝日新聞』夕刊4面「昭和史再訪」にコメントが掲載されました。

2013年6月

6月20日『読売新聞』朝刊4面「語る」にインタビュー記事が掲載されました。

2013年5月

次の2冊が刊行されました。

    外務省編『日本外交文書 第二次欧州大戦と日本 第二冊上 大戦の諸相と対南方施策』(六一書房、2013年)

    外務省編『日本外交文書 第二次欧州大戦と日本 第二冊下 大戦の諸相と対南方施策』(六一書房、2013年)

 そういえば、Foreign Relations of the United States, 1977–1980, Volume XIII, China が公開されたようですね。

 こちらにリンクを貼っておきます。

2013年4月(その5)

少し前のことですが、中央大学図書館に次のデータベースを入れてもらいました。

The Chinese Civil War and U.S.-China Relations: Records of the U.S. State Department’s Office of Chinese Affairs, 1945-1955(国共内戦と米中関係 1945-1955)

こちらにリンクを貼っておきます。

国内でアクセス権のある図書館は、いまのところ多くないようです。

Archives Unboundの一部です。

Archives Unboundについては、こちらにリンクを貼っておきます。

PDFで開きます。

2013年4月(その4)

ある科研費研究会で報告させていただきました。

会場は、東京大学駒場キャンパスでした。

報告といっても、半ば史料紹介的なものです。

高名な先生が多くて、緊張しました。

貴重なコメントをたまわりましたことに深謝申し上げます。

これに関連して、いくつか公表論文にアップロードしておきました。

2013年4月(その3)

1990年代までに研究を開始した方であれば、マイクロフィルムで史料を撮影した経験がおありかもしれません。

史料館でデジカメ撮影やパソコン使用が制限され、アジア歴史資料センターもなかったころです。

このため、マイクロフィルムを何本か個人所持している方も少なくないと思います。

近年では、マイクロフィルムを電子化できるようになりました。

多くの大学では、マイクロフィルムスキャニングの機器を購入しているようです。

マイクロフィルムの電子化を請け負う業者もあるようで、先日、国際マイクロ写真工業社に依頼しました。

20本当たり4万円で、マイクロフィルムを電子化できました。

日本やアメリカで撮影したマイクロフィルムが、パソコンで読めるようになりました。

2013年4月(その2)

折田正樹/服部龍二・白鳥潤一郎編『外交証言録 湾岸戦争・普天間問題・イラク戦争』(岩波書店、2013年)が、4月7日『日本経済新聞』朝刊20面で書評されました。

署名はありませんが、記者の方によるものかと存じます。

書評で紹介されているのは、海部俊樹首相秘書官として迎えた湾岸戦争、北米局長として橋本龍太郎首相を支えた普天間返還交渉などです。

「国益がぶつかる外交の最前線がかなり人間くさい場であることもわかる」と結ばれています。

2013年4月

佐藤元英・武山眞行・服部龍二編著『日本外交のアーカイブズ学的研究』(中央大学出版部、2013年)が刊行されました。

共同研究の成果物です。

諸論文のほか、武山眞行・佐藤元英校訂「条約書目録(日本外務省)――アメリカ国務省・議会図書館作成マイクロフィルム」が「付録」となっています。

幕末から1945年に至る外務省所蔵の条約調印書、批准書を一覧表にしたものです。

同書には、拙稿「日ソ不可侵条約問題──外務省座談会の記録から」も所収となっています。

日ソ不可侵条約とは、大正末期から昭和戦前期にソ連側から断続的に提起され、不成立に終わったものです。

外務省では、日ソ不可侵条約について占領期に座談会を行っており、その記録を拙稿では紹介しました。

これに類するものとしては、日独伊防共協定を中心とする座談会があり、外務省編『日本外交文書 第二次欧州大戦と日本 第1冊 日独伊三国同盟・日ソ中立条約』(外務省、2012年)に収録されています。

2013年3月(その3)

3月24日の『日本経済新聞』朝刊21面に書評を掲載しました。川田稔『戦前日本の安全保障』(講談社現代新書、2013年)に対するものです。

2013年3月(その2)

拙稿「後宮虎郎アジア局第2課長研修所講演速記『日華平和条約交渉経緯』1952年6月25日」が、『中央大学論集』第34号、1-22頁に掲載されました。

後宮(うしろく)の講演速記録速記録を紹介したものです。

後宮は当時アジア局第2課長として、日華平和条約の交渉に当たっていました。

アジア局長、駐韓国大使などを歴任する後宮ですが、回想録は残していないようです。

原文は縦書き96頁です。

先行研究で引用されていますものの、全文の紹介は初めてかと思います。

以下のような誤植が残ってしまいました。

    2頁下段15行目 (誤) 本稿18頁
               (正) 本稿19頁