Events 近況

2019年4月

新学期が始まりました。

今日は、教員紹介など新入生との交流会がありました。

また、しばらく大学を離れていたため気づくのが遅れましたが、年度末に学外の方々から、何冊か御著書を贈っていただきました。

誠にありがとうございます。

本来であれば、拝読のうえ返礼すべきところなのですが、それが難しくなっており、申し訳ありません。

2019年3月

Ryuji Hattori, translated by Tara Cannon, Understanding History in Asia: What Diplomatic Documents Reveal (Tokyo: Japan Publish Industry Foundation for Culture, 2019) が刊行されました。

Japan Libraryの1冊です。

関係各位に深く御礼を申し上げます。

同書は、拙著『外交ドキュメント 歴史認識』(岩波新書、2015年)の英訳です。

『外交ドキュメント 歴史認識』については、第2刷で4頁ほど加筆してあります。

その加筆は、英訳に反映されています。

2019年2月③

「岡崎嘉平太と中国」(『中央大学論集』第40号、2019年2月)が公表されました。

「岡崎嘉平太と中国」(岡山県郷土文化財団岡崎嘉平太記念館『日中国交正常化40周年記念 岡崎嘉平太がめざした世界平和への道を考える 第11回 講演会』岡山県郷土文化財団岡崎嘉平太記念館、2013年1月)に加筆修正したものです。

いずれPDFが、中央大学学術リポジトリに掲載されると思います。

こちらにリンクを貼っておきます。

2019年2月②

五百旗頭真「私の履歴書(16)神戸大のゼミ 長時間の真剣勝負 光る若い感性」(『日本経済新聞』2019年2月17日朝刊32面)を拝読いたしました。

こちらにリンクを貼っておきます。

そのなかに、次のようなくだりがあります。

ある私立女子大へ非常勤で出講したところ、出席が義務で、興味なき者も全員が大教室にひしめき、私語をする。沈黙させる方途を見いだすのに何カ月も要した。

興味をもってもらうのに思案したという意味では、私にも似たような経験があります。

近年では私語よりも、スマホに没頭する学生さんが多いようです。

そこで授業が飽きられないように、ときどき学生さんにコメントを求めるようにしています。

といっても、急に当てると、学生さんが萎縮してしまうので、冒頭で「今日は何年生何組から順に当てます」などと述べておきます。

それでも、スムーズにいくとは限りません。

コメントを求めても、沈黙が続くことが少なくなく、「何もなさそうですか」などと発言を促すと逆にこちらが質問され、その部分を説明して終わりになりがちです。

思考力やコメント力をつけてもらうために、ご自分の意見を言っていただきたいところなのですが、ハードルが高く感じられるのかもしれません。

私の授業スキルに原因があるのでしょうけれども、高校生までの減点型(?)教育や、あらかじめ回答が1つに決まっている試験に学生が慣れていることも遠因でしょうか。

コメントを求めるとき、こちらが唯一の正解のようなものを用意しているわけではないのですが、その点を学生さんにうまく伝えられていないのかもしれません。

他方、学生からすると、間違うことを恐れてしまうようです。

しかし、大学での学びや社会の仕事では、答えが1つだけということは、まれだと思います。

仮に教員やほかの学生と異なる考え方であっても、ご自分のコメントを聞かせて下さい、というところから始める必要がありそうです。

双方向の授業、いわゆるアクティブ・ラーニングがいかにあるべきか、ときどき考えさせられます。

なお、先の『日本経済新聞』写真で、私は後列、向かって右から3人目です。