Events 近況

2012年5月(その7)

5月22日のEテレ「さかのぼり日本史 昭和 “外交敗戦”の教訓 第4回 崩れゆく国際協調」に出演しました。

ロケ地は、南京の旧総統府でした。

冒頭では、観光客に囲まれるようにして撮影しました。

対談は、総統府内の旧応接室をお借りしました。

普段は入れないところだと思います。

これで担当を終わりましたので、感想が掲載されました。

自分の発言を放送で見ていて、真意が伝わりにくいかもしれない、と思えてしまうこともありました。

対談は大幅にカットされるのでやむをえない面があるにしても、自分を客観的に捉えられていなかったのだと思います。

至らないところも多かったのですが、とてもいい経験をさせてもらいました。

このシリーズに備えて、細谷千博先生、臼井勝美先生などの先行研究を読み返し、先学たちに負うところがいかに大きいか、いまさらのように再認識いたしました。

近年の学界動向などについては述べられませんでしたが、書籍化する際に少しでも補えればと思います。

スタッフや視聴者の方々に深く御礼を申し上げます。

2012年5月(その6)

5月15日のEテレ「さかのぼり日本史 昭和 “外交敗戦”の教訓 第3回 国際連盟脱退 宣伝外交の敗北」に出演しました。

ロケ地は長春の旧満州国国務院庁舎、国務院総理室でした。

長春は風が非常に強く、冒頭の屋外ロケは難航しました。

満州事変後のリットン調査団、国際連盟脱退、そして「田中上奏文」がテーマでした。

「田中上奏文」という怪文書を通じて、宣伝外交や情報戦について考えてみました。

内容は、拙著『日中歴史認識――「田中上奏文」をめぐる相剋 1927-2010』(東京大学出版会、2010年)に依拠しています。

史料面では、東京大学の先生方などにもお世話になりました。

昭和篇で最終回となる5月22日の第4回は、中華民国後期の首都だった南京の旧総統府を訪れます。

2012年5月(その5)


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Daqing Yang, Jie Liu, Hiroshi Mitani, and Andrew Gordon, eds., Toward a History Beyond Borders: Contentious Issues in Sino-Japanese Relations (Cambridge: Harvard East Asian Center, 2012) が刊行されました。

拙稿 “Controversies over the Tanaka Memorial” (translated by Daqing Yang) も含まれています。
その内容は、拙著『日中歴史認識――「田中上奏文」をめぐる相剋 1927-2010』(東京大学出版会、2010年)の一部を翻訳していただいたものです。

「田中上奏文」について、日本語、中国語、英語で出そろったことになるようです。
   「『田中上奏文』をめぐる論争──実存説と偽造説の間」(劉傑・三谷博・楊大慶編『国境を越える歴史認識──日中対話の試み』東京大学出版会、2006年)
   「囲繞《田中奏摺》的論争──実際存在説与偽造説之間」(劉傑・三谷博・楊大慶編『超越国境的歴史認識──来自日本学者及海外中国学者的視角』北京:社会科学文献出版社、2006年)
   ”Controversies over the Tanaka Memorial,” in Daqing Yang, Jie Liu, Hiroshi Mitani, and Andrew Gordon, eds., Toward a History Beyond Borders: Contentious Issues in Sino-Japanese Relations (Cambridge: Harvard East Asian Center, 2012)

共同研究では、多くの方々にお世話になりました。

2012年5月(その4)

拙著『日中国交正常化――田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書、2011年)につきまして、書評が2つ出されました。

  中島宏先生、『中国研究月報』第66巻第4号、2012年4月
  毛里和子先生、『東方』第375号、2012年5月

この場をお借りして、深く御礼を申し上げます。

2012年5月(その3)

5月8日のEテレ「さかのぼり日本史 昭和 “外交敗戦”の教訓 第2回 日中戦争 熱狂の代償」に出演いたしました。

日中戦争初期に近衛文麿首相が演説したことから、ロケ地は日比谷公会堂となりました。ワシントンでの調査から帰国した翌日の撮影でした。

このため、普段もにも増してたどたどしかったのですが、スタッフの方々に支えていただきました。
太平洋戦争に至る過程を外交面からさかのぼるという企画だけに、ときとして柄にもなく、辛口になってしまうのは心苦しいことでした。

番組の趣旨は過去を裁くことではなく、歴史を学びながら対話を重ね、現代にも通じるようなヒントを視聴者とともに考えることだと思います。

5月15日の第3回では、満州国の首都だった長春を訪れます。

テーマは満州事変後のリットン調査団や国際連盟脱退ですが、一般に知られているストーリーとは別の視点になります。

拙著『日中歴史認識――「田中上奏文」をめぐる相剋 1927-2010』(東京大学出版会、2010年)の内容をもとに、世界的に流布された怪文書「田中上奏文」を追います。

2012年5月(その2)

5月6日の『日本経済新聞』に書評を掲載しました。

書評の対象は、ヘンリー・A.・キッシンジャー/塚越敏彦ほか訳『キッシンジャー回想録 中国』上下巻(岩波書店、2012年)です。

こちらにリンクを貼っておきます。

2012年5月

5月1日のEテレ「さかのぼり日本史 昭和 “外交敗戦”の教訓 第1回 挫折した日米交渉」に出演しました。

4月の戦後に続いて、5月は昭和戦前期の外交を4回にわたって取り上げます。

第1回のテーマは、太平洋戦争前の日米交渉でした。

第2次近衛内閣期の日米諒解案を焦点としました。

ロケ地は横浜市開港記念会館です。

アメリカから贈られた友情の人形が戦時下で密かに隠され、いまも子供たちに愛されていると知ったとき、救われたように感じました。

協力して下さった多くの方々に御礼を申し上げます。

2012年4月(その4)

中国の長春と南京に行ってきました。

今回は、NHKの方々とご一緒にロケを行いました。

うまく話せているか心もとないところですが、5月1日からEテレ「さかのぼり日本史」で4回放送されます。

中国ロケは、5日間で5回、飛行機に乗りました。

中国のほか、横浜市開港記念会館、日比谷公会堂でも撮影しました。

半年近く前に企画が立ち上がって以来、25分間の番組にここまで手間をかけていると分かっただけでも、いい経験になりました。

ディレクターをはじめ、関係各位に深謝申し上げます。

石澤典夫アナウンサーが何度でも納得のいくまで撮り直して、完成度を高めていたことにプロ意識を感じました。

皆さんの熱意が伝わってくれることを祈ります。

2012年4月(その3)

日中関係学会にて、日中国交正常化について報告いたしました。

こちらにリンクを貼っておきます。

討論者は発言順に、中江要介名誉会長、朱建栄先生、宮本雄二会長でした。

フロアーとの質疑応答では、谷野作太郎大使などからもコメントをいただきました。

緊張しましたが、とても勉強になりました。

懇親会でも、多くの方とお話しできてよかったです。

2012年4月(その2)

外務省の日本外交文書編纂委員会委員になりました。

主な内容は、外務省編『日本外交文書』編纂のお手伝いなどです。

毎週、外務省外交史料館に通うことになります。

『外交史料館報』第25号は、細谷千博先生について追悼特集を組んでいます。

細谷先生は、外交史料館設立前の1970年に編纂委員会を発足させ、自ら委員長を39年間も務められるなど、足跡の大きさに改めて驚かされます。

2012年4月

『週刊東洋経済 臨時増刊 激動ニッポン経済100年』63頁にコメントが掲載されました。日中国交正常化についてです。

2012年3月(その5)

3月25日の『東京新聞』30面「『政地』巡礼」にコメントが掲載されました。広田弘毅に関するものです。

2012年3月(その4)

3月24日の『朝日新聞』「be on Saturday」に写真が掲載されました。

2012年3月(その3)

しばらくアメリカに出張して来ました。

主な訪問先は、国立公文書館(ナショナル・アーカイヴスⅡ、NARA、National Archives & Records Administration)でした。

簡単な利用方法を下記に書いておきました。

論文の執筆> ◆海外調査―アメリカ国立公文書館を訪れる

疲れ気味だったためか、数日間、熱が出てしまいました。

悪いことは重なるようで、スーツケースが紛失してしまい、結局、戻ってきませんでした。
こういうこともあるのですね。

(付記)スーツケースは、その後に見つかりました。

2012年3月(その2)

3月17日の『朝日新聞』「be on Saturday」に短いコメントが掲載されました。
こちらにリンクを貼っておきます。

2012年3月

中島敏次郎/井上正也・中島琢磨・服部龍二編『外交証言録 日米安保・沖縄返還・天安門事件』(岩波書店、2012年)と対照させながら、録音を聞き直しました。

インタビューは11回、行われました。

お会いしたとき83歳でしたが、よどみなく入省から今日までを振り返り、ときに条文に目を通し、ときにユーモアを交えて語って下さった声が昨日のことのようです。

(付記)その後、ご遺族とともに、編者、編集者でお墓参りに行ってきました。

2012年2月(その3)


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『日本と中国』2月25日号の「友好訪問」にて、インタビューが掲載されました。

『日本と中国』は日中友好協会の機関紙です。

中島敏次郎/井上正也・中島琢磨・服部龍二編『外交証言録 日米安保・沖縄返還・天安門事件』(岩波書店、2012年)についても、紹介していただきました。

2012年2月(その2)

三宅正樹・石津朋之・新谷卓・中島浩貴編著『ドイツ史と戦争――「軍事史」と「戦争史」』(彩流社、2011年)につきまして、2月10日の『週刊読書人』に書評を執筆いたしました。

次のところに誤植を生じてしまいました。

    誤:藤田順子
    正:藤由順子

    誤:長谷川 ・
    正:長谷川熙(異体字)

 この場をお借りして、深くお詫びいたします。