Events 近況

July 26, 2023

少し前にジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修士課程を修了しました。
主にオンラインですが、イタリアのボローニャとワシントンDCでスクーリングがありました。
ご参考までに、修了したコースのリンクを貼っておきます。

もともと2020年度にコロンビア大学で留学する予定がコロナで中止になってしまい、代わりにオンラインで学位が修得できるコースを探しました。
ジョージ・ワシントン大学大学院(Elliott School)のオンライン修士課程からもオファーをいただいたため、迷いました。

内容的にはElliott School のほうが、私の関心に近かったです。
それでもSAISにしたのは、授業にライブで参加できなくても録画がアップロードされるため、時差のある日本で仕事を続けながら勉強できそうだったためです。
関係各位に深く御礼を申し上げます。
https://odl.sais.jhu.edu/ryuji-hattori-magr-student-book/

July 19, 2023

下記のように外務省講演会を行いますので、ご連絡させていただきます。
2023年9月29日(金)15時10分~16時50分(4限)
中央大学多摩キャンパス 11号館A棟1階演習室Ⅰ(11100教室)
北村俊博(外務省国際協力局参事官・気候変動担当大使)
「日本の国際協力と人間の安全保障――気候変動と開発協力大綱の改定を中心に(仮)」
参加費 無料
事前申し込み 不要
学内の学生や教職員はもとより、関心のある方々の参加を歓迎いたします。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

March 30, 2023

Ryuji Hattori, Fighting Japan’s Cold War: Prime Minister Yasuhiro Nakasone and His Times, translated by Graham B. Leonard (London: Routledge, 2023) が刊行されました。
拙著『中曽根康弘――「大統領的首相」の軌跡』(中公新書、2015年)刊行時、中曽根元総理は健在でしたので、加筆修正してあります。
ご参考までに、関連しそうな拙稿のリンクを貼っておきます。

なお、3月末で中央大学の在職が20年になりました。
この間、お世話になったすべての方々に心より御礼を申し上げます。

https://www.japantimes.co.jp/news/2019/12/05/national/politics-diplomacy/yasuhiro-nakasone-postwar-japan/?fbclid=iwar25wmlweahgjbueswsa3fegdd1cqaexfmwjw2y1muwl3zdilundisogizs

February 17, 2023

LSE教授のAntony Bestが、Ryuji Hattori, Japan at War and Peace: Shidehara Kijuro and the Making of Modern Diplomacy (Canberra: Australian National University Press, 2021)に書評を書いて下さいました。
I’d like to express my sincere thanks to Antony for the book review he wrote.

January 1, 2023

謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
数年前から年賀状に代わってメールを使用しておりましたが、今年はFacebookなどでもご挨拶させていただきます。
今年は昨年以上に、対面でお目にかかれる機会を増やしたいと考えております。
勤務先の中央大学でも、学生さんたちの交流が戻りつつあるようです。
少し近況をご報告させていただきます。
昨年は次の本を刊行しました。

China-Japan Rapprochement and the United States: In the Wake of Nixon’s Visit to Beijing (London: Routledge)

Japan and the Origins of the Asia-Pacific Order: Masayoshi Ohira’s Diplomacy and Philosophy (Singapore: Springer)

現在では、以下を進めています。

Fighting Japan’s Cold War: Prime Minister Yasuhiro Nakasone and His Times (London: Routledge)

原著『中曽根康弘』(中公新書、2015年)が刊行されたとき、中曽根元総理はご健在でした。
このため英訳に際しては、最晩年や総括について書き足しているところです。
今年は55歳、四捨五入するとアラ還になる年でもあり、いままで以上に、研究もさることながら教育や各種の交流に努めたいです。
本年も、ご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

December 15, 2022

日本国際フォーラム、上海外国語大学日本研究センター共催のウェビナーが開催されます。
12月22日(木)15時30分から18時30分

日中対話「日中50年の関係から読み解く次の50年」

https://www.jfir.or.jp/…/uploads/2022/12/221222_info.pdf

日中国交正常化からの50年を振り返り、今後を展望するという趣旨のようです。

December 7, 2022

Ryuji Hattori, Japan at War and Peace: Shidehara Kijūrō and the Making of Modern Diplomacy (Canberra: Australian National University Press, 2021) 刊行から1年が経ったのですね。

2020年度、サバティカルでコロンビア大学に留学予定だったのですが、コロナのため留学が中止となりました。

その代わり、拙著『増補版 幣原喜重郎――外交と民主主義』(吉田書店、2017年)を英訳しました。

英訳を認めて下さった吉田書店に深く御礼を申し上げます。

昨年は、熊本史雄先生『幣原喜重郎――国際協調の外政家から占領期の首相へ』(中公新書)、種稲秀司先生『幣原喜重郎』(吉川弘文館)が刊行された年でもありました。

Japan at War and Peaceでは、両先生のご研究にも触れながら、吉田書店版に加筆修正してあります。

また、有斐閣には、拙著『幣原喜重郎と二十世紀の日本――外交と民主主義』(有斐閣、2006年)を吉田書店から増補版として刊行することを認めていただきました。

重ねて御礼を申し上げます。

November 17, 2022

岩波書店のオンデマンドブックスとして刊行されるようです。

栗山尚一/中島琢磨・服部龍二・江藤名保編『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』(岩波書店)

もともとは2010年に刊行された本です。

September 29, 2022

Ryuji Hattori, Eisaku Sato, Japanese Prime Minister, 1964-72: Okinawa, Foreign Relations, Domestic Politics and the Nobel Prize (Routledge, 2021) is now available in paperback.

服部龍二『佐藤栄作――最長不倒政権への道』(朝日新聞出版、2017年)に加筆修正のうえ英訳した本が、ペーパーバックになりました。これにより、価格が数分の一になりました。

September 17, 2022

Coming soon!
Fighting Japan’s Cold War: Prime Minister Yasuhiro Nakasone and His Times (Routledge)
拙著『中曽根康弘――「大統領的首相」の軌跡』(中公新書、2015年)に加筆修正しています。
新書の刊行時には存命中でしたので、今回の英訳では最晩年と総括を加えてあります。
そのほか、一部を修正いたしました。

July 21, 2022

英語圏の各大学の出版社は、どの分野に強いかをまとめた一覧表があるのですね。

ある方に教えていただきました。

Association of University Pressesがまとめたものです。

June 15, 2022

『朝日新聞』6月15日夕刊「時代の栞」にコメントしました。

高坂正堯先生の『国際政治』(中公新書)について取材を受けたものです。

取材に際して旧友の塩入篤さんが、高坂先生の授業「国際政治学」のレジュメを提供して下さいました。

いつになるか分かりませんが、拙著『高坂正堯――戦後日本と現実主義』(中公新書)を英訳してみたいです。

高坂先生の学生時代については、拙編「元住友銀行専務取締役 岡部陽二インタビュー――学生時代の高坂正堯」(『総合政策研究』第28号)もあり、ダウンロードできます。

https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/12055

https://www.asahi.com/articles/ASQ6F4GQVQ6DUCVL00G.html?fbclid=IwAR1h_tLjSsCizrIwOnsVPQqrXmeWFItsJaMx69BFyWB6sBhW9LhHmfrIUkI

June 7, 2022

島津直子先生の講演会に行ってきました。

佐橋亮先生のコメントと合わせて、そのまま雑誌に載せてほしいような内容です。

ここ数年、ウェビナーが多かっただけに、とても新鮮でした。

当然ながら、会うことが大切なのですね!

https://www.facebook.com/UTokyo.TokyoCollege/photos/a.1244535162413498/1951943211672686/

May 31, 2022

中央大学図書館で、拙著Understanding History in Asia: What Diplomatic Documents Revealを同時アクセス無制限にしてもらいました。

リンクを貼っておきます。

(学外の方は、本文にはアクセスできません)

May 29, 2022

昨年、Australian National University Pressから拙著Japan at War and Peaceを刊行したとき、紙幅の都合で参考文献が削除になってしまいました。

その参考文献を紀要『総合政策研究』第30号に掲載いたしました。

Published and downloadable:

“A Bibliography of Ryuji Hattori, Japan at War and Peace: Shidehara Kijūrō and the Making of Modern Diplomacy (Canberra: Australian National University Press, 2021).” Japanese Journal of Policy and Culture, Vol. 30 (March 2022): 79-120.

https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main…
https://press.anu.edu.au/publications/japan-war-and-peace

May 23, 2022

ある新聞社から取材を受けました。

私の研究について…ではなく、高坂正堯先生の『国際政治』(中公新書)についてでした。

記者の方は大学院で外交史を研究されたらしく、とても熱心でした。

私のコメントが載るかは分かりませんが、6月中旬ごろに記事になるようです。

May 20, 2022

The European University InstituteのStrategic Communicationsという授業で、ゲストスピーカーとしてオンラインでお話ししました。

依頼の内容は「田中上奏文」でしたので、各種の文書をパワーポイントで説明しました。

講義は “The Tanaka Memorial and China-Japan Relations”と題しました。

大学院のため少人数でしたが、熱心に聞いて下さいました。

なお、「田中上奏文」については、拙著『日中歴史認識――「田中上奏文」をめぐる相剋 1927-2010』(東京大学出版会、2010年)で論じたことがあります。

Unexpectedly asked to speak about the Tanaka Memorial, I gave a lecture at the European University Institute.

As for the Tanaka Memorial, I published a book 12 years ago.

April 14 2022

竹内行夫/中北浩爾・若月秀和・蔵前勝久編『外交証言録 高度成長期からポスト冷戦期の外交・安全保障――国際秩序の担い手への道』(岩波書店、2022年)を読みました。

事務次官時代(2002-2005年)で印象的だった言葉をいくつか引用させていただきます。

「唯一の超大国である米国一強の国際秩序が少なくともあと20年は続くだろう」アーミテージ国務副長官(ⅶ頁)

「日本の主体的行動を検討するに際して、一種の悪夢がありました。91年の湾岸戦争です」竹内次官(348頁)

「(イラクに対するアメリカの)先制攻撃は支持できない」小泉首相(354頁)

「(WMDは)絶対に出てくる」アーミテージ(384頁)

「小泉訪朝を発表した8月30日の3日前まで、米国に対してもこの件は秘密にしていました」竹内(405頁)