Events 近況
2010年12月(その3)
竹内桂先生を中央大学にお招きし、明治大学所蔵「三木武夫関係資料」について報告していただきました。
非常に貴重なお話でした。深謝申し上げます。
2010年12月(その2)
拙稿「広田弘毅について」(『比較法制研究』第33号、2010年12月)が公表されました。
昨年12月、国士舘大学比較法制研究所で行った講演の記録です。
下記のところに誤植が残ってしまいました。
108頁下から3行目 (誤) 渡辺 (正) 渡部
113頁下から6行目 (誤) 判事国 (正) 判事団
2010年12月
12月5日の『毎日新聞』で、加藤陽子先生のご論考「時代の風 日中の情勢に思う」が、次の本に論及して下さいました。
中江要介/若月秀和・神田豊隆・楠綾子・中島琢磨・昇亜美子・服部龍二編『アジア外交 動と静――元中国大使中江要介オーラルヒストリー』(蒼天社出版、2010年)
2010年11月(その6)
中央大学で次のように研究会を開催しました。
報告:シュラトフ・ヤロスラブ(東京大学)「日露戦争以降のロシア対日政策――各アクターの立場とソ連期との継続性について」
討論:麻田雅文(首都大学東京)
パワーポイントを使ったご報告は、非常に興味深かったです。討論も、とても充実していました。
2010年11月(その5)
11月21日の『岐阜新聞』で、コラム「分水嶺」が次の本に論及して下さいました。
中江要介/若月秀和・神田豊隆・楠綾子・中島琢磨・昇亜美子・服部龍二編『アジア外交 動と静――元中国大使中江要介オーラルヒストリー』(蒼天社出版、2010年)
2010年11月(その4)
11月7日の『東京新聞』で、社説が次の本に論及して下さいました。
中江要介/若月秀和・神田豊隆・楠綾子・中島琢磨・昇亜美子・服部龍二編『アジア外交 動と静――元中国大使中江要介オーラルヒストリー』(蒼天社出版、2010年)
2010年11月(その3)
共同研究の報告書「戦後日中講和の基礎的研究」が公表されました。
福武学術文化振興財団から助成を得たものです。
その成果は、中江要介/若月秀和・神田豊隆・楠綾子・中島琢磨・昇亜美子・服部龍二編『アジア外交 動と静――元中国大使中江要介オーラルヒストリー』(蒼天社出版、2010年)などとなっています。
同書については、ある科研費でもご指導いただきました。深く御礼を申し上げます。
2010年11月(その2)
岡山の岡崎嘉平太記念館に行って来ました。
全日空社長などとして知られる岡崎嘉平太(かへいた)は、日中覚書貿易をはじめ、対中関係でも足跡を残しています。
2010年11月
羽田空港が拡張されました。
だからというわけではないのですが、10月末から1週間ほど、羽田空港発着で台湾に行って来ました。
学園祭の時期を利用したものです。
今回搭乗したのは、羽田空港⇔台北松山空港の便です。
この便は10月31日に就航しました。
台北松山空港も市内に近いため、とても便利になりました。
かつて日台断交に際して椎名悦三郎らが訪台したときなどは、このルートだったかと思います。
さて、今回は国史館のほか、中央研究院近代史研究所档案館で戦後の外交部档案を閲覧いたしました。
いずれも多くがデジタル化されていました。
ご参考になるか分かりませんが、「論文の執筆について」→「史料について(6-1)(6-2)」に利用方法を加筆しておきました。
10数年前、台北北郊の中華民国外交部档案庫所蔵で原文書を閲覧したころと比べると、隔世の感を否めませんでした。
拙著『日中歴史認識――「田中上奏文」をめぐる相剋 1927-2010』(東京大学出版会、2010年)で使用した史料も、便利に見られるようになりました。
台湾の院生と思われる方々などが、早朝から夕方まで熱心に文書を読み込まれていました。
2010年10月(その5)
加藤陽子先生のコラム「時代の風 孤独恐れる時代に」(『毎日新聞』10月31日)が、次の本に論及して下さいました。
栗山尚一/中島琢磨・服部龍二・江藤名保子編『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』(岩波書店、2010年)
ご指摘のところは、いずれ深められればと思います。
2010年10月(その4)
10月24日の『朝日新聞』で、栗山尚一/中島琢磨・服部龍二・江藤名保子編『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』(岩波書店、2010年)が書評されました。
2010年10月(その3)
中江要介/若月秀和・神田豊隆・楠綾子・中島琢磨・昇亜美子・服部龍二編『アジア外交 動と静――元中国大使中江要介オーラルヒストリー』(蒼天社出版、2010年)が刊行されました。
中江大使は、外務省アジア局長や在中国大使を歴任した外交官です。
国連、日韓国交正常化、ベトナム戦争、日台断交、福田ドクトリン、日中平和友好条約、中曾根外交などについて、存分に語っていただいています。
若月先生の解説や井上正也先生による外務省人事一覧のほか、コラムも多く入れてあります。
同書では、編者以外にも大勢の方々にお世話になりました。
この場をお借りして、深く御礼申し上げます。
2010年10月(その2)
新潟の田中角榮記念館に行って来ました。
まだ詳しくは書けないのですが、いずれ形にできればと思います。
2010年10月
10月3日の『日本経済新聞』記事「今を読み解く」で、栗山尚一/中島琢磨・服部龍二・江藤名保子編『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』(岩波書店、2010年)が紹介されました。
2010年9月(その4)
尖閣諸島をめぐり、日中関係が緊迫しています。
NHK「日曜討論」を見ましたが、各党が足の引っ張り合いのようになっていて、国会もその延長になってしまいそうです。
テレビを見ながら、超党派外交という言葉を思い出しました。
超党派外交というのは、外交を政争の具にすることを避け、内政と外交を分離するという考えです。
晩年の幣原喜重郎が衆議院議長として訴えたものでもあり、拙著『幣原喜重郎と二十世紀の日本―─外交と民主主義』(有斐閣、2006年)で論じたことがあります。
与野党の枠を超えて建設的な議論を重ねてほしいものです。
もう1つ、宰相学という言葉も思い出しました。
首相たるもの、外交、安全保障、憲法、教育という国の根幹に見識を持たねばならないというもので、ある元総理からお聞きしたことがあります。
経済力が低下していくときこそ、外交の力量が問われるのかもしれません。
2010年9月(その3)
9月23日の『毎日新聞』に栗山尚一元外務次官・駐米大使のインタビュー記事が掲載されました。
栗山尚一/中島琢磨・服部龍二・江藤名保子編『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』(岩波書店、2010年)に関するものです。
お陰様で、同書は増刷になりました。
2010年9月(その2)
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岡田克也外相が9月17日の会見で、栗山尚一/中島琢磨・服部龍二・江藤名保子編『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』(岩波書店、2010年)に論及されたようです。
外務省ホームページのリンクをこちらに貼っておきます。
関連する部分を以下に引用させていただきます。
その他、思い出深いのは、密約の問題で、これは一定の成果を出すことができたのではないかと思っております。最近、栗山元次官が岩波書店から本を出されまして、守秘義務が解けたのでということでかなり詳細に語っておられますが、今回のこの密約についての資料の公開と報告書が、これからの戦後外交の一つの側面をしっかりと深い議論を行っていく、そういうきっかけは作ることができたのではないかと思っております。もちろん、文書の公開ルールを作って体制を整えたことも、非常に思い出深いことであります。
2010年8月(その5)
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栗山尚一/中島琢磨・服部龍二・江藤名保子編『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』(岩波書店、2010年)が刊行されました。
2年前から行ってきた栗山尚一元外務次官・駐米大使へのインタビュー記録です。
沖縄返還、日中国交正常化、アジア外交、歴史問題、日米「密約」などを語っていただいています。
とりわけ、佐藤・ニクソン共同声明や日中共同声明の策定では、中心的な役割を果たされています。
沖縄返還と日中国交正常化は現代日本外交の原点ですので、多くの方に関心を共有していただけると思います。
日米「密約」については、守秘義務が解除された後に重ねてお聞きしてあります。
「核密約」の引き継ぎ文書ともいわれる「東郷メモ」、安保改定時の「討議の記録」「朝鮮議事録」、沖縄返還における「核密約」と「財政密約」などに関して、率直に語っていただいています。
ライシャワー発言後の「栗山メモ」では、「日米安保体制に対する国民の信頼感が崩れていく危険がある」と記されており、非核三原則とアメリカ核政策の間で日米「密約」と葛藤した証言には迫力があります。
同書のインタビューでは、編者以外にも多くの方々にご協力いただきました。
この場をお借りして、御礼を申し上げます。
《付記》 岩波書店ホームページの「立ち読み」にリンクを貼っておきます。PDFで開きます。
2010年8月(その4)
日中関係史の研究合宿で大島に行って来ました。
1泊2日の合宿でしたが、10本のご報告を拝聴し、とても勉強になりました。
大島へは、調布空港から飛行機で25分ほどでした。