Events 近況

2009年2月(その2)

拙稿「金大中事件に関する一史料」(『総合政策研究』第17号、2009年2月)が公表されました。

情報公開請求によって得た外務省開示文書を紹介したものです。

十分な内容とはとてもいえませんが、史料公開の現状を示すものとして活字にしてみました。

2009年2月

拙稿「書評:高光佳絵『アメリカと戦間期の東アジア──アジア・太平洋国際秩序形成と「グローバリゼーション」』」(『歴史学研究』第850号、2009年2月)が公表されました。

次の2カ所に誤植が残ってしまいました。

・55頁右側書名
 誤:「グローバリゼーション──」
 正:「グローバリゼーション」──

・58頁右側17行目
 誤:対象としたこととの裏返し
 正:対象としたことの裏返し

2009年1月

戸部良一・服部龍二・冨塚一彦「論評 『日本外交文書』昭和期Ⅱ第1部第5巻所収「川越・張群会談」関係文書について」(『外交史料館報』第22号、2008年12月)が公表されました。

外務省編『日本外交文書』昭和期Ⅱ第1部第5巻(外務省、2008年)に関する論評会の記録です。

論評会は、1936年秋の川越・張群会談を中心に行われました。

川越茂と張群は、それぞれ駐華大使と外交部長でした。

日本でいえば、広田弘毅内閣、有田八郎外務大臣の時代です。

この時代を象徴するかのように、日中交渉は決裂します。

2008年12月(その3)

拙著『広田弘毅』(中公新書)の書評などが次の各紙に掲載されました。

『毎日新聞』12月14日、今年の3冊
『読売新聞』12月28日、今年の3冊
『西日本新聞』12月28日、書評

同書の執筆時には、新聞などで採り上げていただけるとは思っておりませんでした。

関係各位に深く御礼申し上げます。

2008年12月(その2)

佐道明広・小宮一夫・服部龍二編『人物で読む近代日本外交史──大久保利通から広田弘毅まで』(吉川弘文館、2009年)が刊行されました。

本書でも、多くの先生方にご指導いただきました。心より御礼申し上げます。

私の担当は、「時代概説 協調外交から地域主義へ」「幣原喜重郎 霞ヶ関正統派外交から超党派外交へ」「広田弘毅 協和外交の破綻」「コラム 『田中上奏文』と対日イメージ」「エピローグ 日本外交の主役たち」です。

このうち、「時代概説 協調外交から地域主義へ」後半にある人物のプロフィールは、原則として各執筆者が書いて下さったものです。

2008年12月

日中歴史研究者フォーラムで司会者と討論者を務めました。

ある科研費の集大成ともいうべきもので、多くの方々にお世話になりました。

こちらにリンクを貼っておきます。

2008年11月(その2)

佐道明広・小宮一夫・服部龍二編『人物で読む現代日本外交史──近衛文麿から小泉純一郎まで』(吉川弘文館、2008年)が11月29日の『産経新聞』に紹介されました。

こちらにリンクを貼っておきます。

また、麻生首相が同書を八重洲ブックセンターで購入されたようです。

YOMIURI ONLINEとasahi.comのリンクを貼っておきます。

2008年11月

佐道明広・小宮一夫・服部龍二編『人物で読む現代日本外交史──近衛文麿から小泉純一郎まで』(吉川弘文館)が刊行されました。

同書では、大変多くの方にお世話になりましたことに深謝申し上げます。

私の担当は、「プロローグ 戦中から戦後へ」「時代概説 日中戦争から太平洋戦争へ」「コラム 欧米派と革新派」です。

このうち、「時代概説 日中戦争から太平洋戦争へ」後半にある人物のプロフィールは、原則として各執筆者が書いて下さったものです。

2008年10月(その2)

日本国際政治学会がつくば国際会議場で開催され、次の分科会で討論者を務めました。
東アジア国際政治史Ⅰ「戦間期における東アジアを巡る日中米英の対外秩序構想」
日本、中国、アメリカ、イギリス研究の第一人者によるご報告で、大変に勉強になりました。

2008年10月

日本政治学会が関西学院大学で開催され、次の2つの分科会で討論者を務めました。

「昭和の外交官──有田八郎、重光葵、東郷茂徳」、
「戦時日本の国民意識──国策グラフ雑誌『写真週報』を通じて」

後者の主要な成果は、慶應義塾大学出版会からほぼ同名で刊行されています。

2008年9月

9月7日の『朝日新聞』と『読売新聞』に、拙著『広田弘毅』(中公新書)の書評が掲載されました。

関係各位に深謝申し上げます。

また、同書では、多くの方々にご意見や感想を寄せていただきました。

そのすべてにお応えすることは到底できませんが、この場を借りて心より御礼申し上げます。

2008年8月

拙編『王正廷回顧録 Looking Back and Looking Forward』(中央大学出版部、2008年)が刊行されました。

王正廷は、外交部長や駐米大使を歴任した中国の著名な外交官です。

少しでもお役に立つところがあれば幸いです。

なお、次のところに誤植が残ってしまいました。

・13頁9行目
 誤:chinese
 正:Chinese

2008年7月

7月27日の『毎日新聞』「本と人」にインタビュー記事が掲載されました。
拙著『広田弘毅──「悲劇の宰相」の実像』(中公新書)に関するものです。

2008年6月(その2)

拙著『広田弘毅──「悲劇の宰相」の実像』(中公新書)が刊行されました。

広田は、1930年代に外相や首相を歴任した外交官で、東京裁判で文官唯一の絞首刑となった人物としても知られています。

2008年6月

東アジア近代史学会のシンポジウム「東アジアにけおる日米開戦の視座──政策決定過程の史料分析からの再検討」で司会を務めました。

司会の不手際で最後の討論が不十分となってしまい、申し訳なく思っています。

2008年5月(その2)

拙稿「読書案内:歴史認識問題」(『歴史と地理』第614号、2008年5月)が公表されました。

2008年5月

ゴールデンウィークに中国の青島、威海、済南、曲阜に行ってきました。日中歴史共同研究に参加するためです。あとは東京での会議を残すだけとなったようです。

2008年4月

『張学良関係文書』(雄松堂)のパンフレットに拙文を寄せました。こちらにリンクを貼っておきます。

2008年3月(その4)

拙稿「書評:酒井哲哉著『近代日本の国際秩序論』」(『日本歴史』第719号、2008年4月)が公表されました。

2008年3月(その3)

五百旗頭真編『日米関係史』有斐閣、2008年3月)が刊行されました。

同書のうち、「ワシントン体制 1920年代」の一部、「日本の戦争とアメリカの不承認 1930年代」の一部を担当しています。