Events 近況

2018年12月⑤

15日の『日本経済新聞』で、拙著『高坂正堯――戦後日本と現実主義』(中公新書、2018年)を書評していただきました。

評者は、細谷雄一先生です。

深く御礼を申し上げます。

『日本経済新聞』で書評していただけるとは、思っておりませんでした。

というのも、2月3日の同紙に、拙著『佐藤栄作―─最長不倒政権への道』(朝日新聞出版、2017年)への短評が出ていたためです。

2018年12月④

12月12日の『毎日新聞』朝刊21面に、インタビュー記事「ぐるっと首都圏 服部龍二」が掲載されました。

リンク先は、画像ファイル(JPG)で開きます

つたない話をうまくまとめて下さいました。

関係各位に御礼を申し上げます。

2018年12月③

拙稿「なぜ島田紳助がリスペクト? 国際政治学者・高坂正堯の意外な一面」(文春オンライン、2018年12月9日)が掲載されました。

なお、タイトルや小見出しは、こちらで付けたものではありません。

2018年12月②

次の文献がダウンロードできることに気づきました。

   George F. Kennan,”History as Literature,” Encounter, No. 67, April 1959
   Melvin J. Lasky,”A Conversation with George Kennan,” Encounter, No. 78, March 1960

そこでは、

It was history as both science and literature, not history as science alone, which would reach beyond the specialised reader, contribute to public understanding of the past, and live in historical memory (“History as Literature,” p. 11).

History is, after all, both a form of literature and a form of science (“A Conversation with George Kennan,” p. 46);

など、歴史叙述に対するケナンの考え方が示唆されいます。

また、これは国会図書館にも入っていませんが、

George F. Kennan,”The Experience of Writing History,” Virginia Quarterly Review, Vol. 36, No. 2 (1960), pp. 205-214

では、

The historian is lonely, first of all, vis‐à‐vis the historical personages who are the objects of his study….And it is not only vis‐à‐vis the inhabitants of the past that the historian is lonely. The study of history is something that cuts one off from the age in which one lives (“The Experience of Writing History,” pp. 209, 211).

と述べられています。

少し意訳すると、歴史家は二重の意味で孤独ということかと思います。

二重とは、研究対象を直に触れられないこと、現代に背を向けて過去に没頭するため、周囲からは白眼視されることです。

これらについては、

細谷千博「歴史家としてのジョージ・ケナン」(同『日本外交の座標』中央公論社、1979年所収、のち、細谷千博著作選集刊行委員会編『国際政治のなかの日本外交――細谷千博著作選集 第2巻』龍溪書舎、2012年所収)

が参考になります。

2018年12月

6日のNHK BSプレミアム放送「昭和の選択 開戦を回避せよ! ~近衞文麿・日米交渉の挫折~」にVTRで出演いたしました。

2018年11月④

秋山昌廣/真田尚剛・服部龍二・小林義之編『元防衛事務次官 秋山昌廣回顧録──冷戦後の安全保障と防衛交流』(吉田書店、2018年)が刊行されました。

詳しい内容については、こちらに吉田書店のリンクを貼っておきます。

関係各位に深謝申し上げます。

2018年11月

著者に聞く 『高坂正堯――戦後日本と現実主義』/服部龍二インタビュー」がweb中公新書に載りました。

私にまでインタビューして下さるとは、思っておりませんでした。

誠にありがとうございます。

冒頭の写真は、敬称略で表記させていただきますと、

    丸山眞男  坂本義和  高坂正顕
          永井陽之助
                高坂正堯(29歳)
 となります。

2018年10月③


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28日の『毎日新聞』で拙著『高坂正堯――戦後日本と現実主義』(中公新書、2018年)を書評していただきました。

評者は、中島岳志先生です。

深く御礼を申し上げます。

拙著の奥付は10月25日ですので、早くも10月中に書評が出るとは思っておりませんでした。

2018年10月②

拙著『高坂正堯――戦後日本と現実主義』(中公新書、2018年)が刊行されました。

拙著では高坂先生の著作を軸として、戦後日本の知的潮流や政治学史をたどり、佐藤栄作内閣、三木武夫内閣、大平正芳内閣、中曽根康弘内閣への関与、さらには現代への示唆を論じるように努めました。

高坂先生の著作を体系的に読むことができたのは、諸先生方がまとめられた高坂正堯著作集刊行会編『高坂正堯著作集』全8巻(都市出版、1998-2000年)のおかげです。

高坂先生には御高名な門下生が多いなか、執筆者が私でよかったのか、という思いがいまも頭を離れません。

また、はしがきなどを含めて424頁と大部になったにもかかわらず、新書での刊行を認めて下さった中央公論新社にも深謝申し上げます。

大部になったのは、当初、中公叢書での刊行を予定していたためです。

分量の割には、定価を1,000円に抑えて下さいました。

その代わり、印税数%を放棄いたしました。

30年近く前、京都大学法学部で高坂先生の国際政治学と外交史の授業を受けたときには、このような日が来るとは夢にも思いませんでした。

2018年10月

2年ほど前のことですが、拙著『田中角栄──昭和の光と闇』(講談社現代新書、2016年)を刊行したとき、84頁で写真のトリミングとキャプションにミスを出してしまいました。

写真の出典は、毎日フォトバンクです。 

毎日フォトバンクを「自民党副総裁並びに党三役」で検索すると、ヒットします。

増刷されれば修正するつもりでしたが、まだ増刷されていないため、修正できておりません。

また、拙著『大平正芳 理念と外交』(岩波書店、2014年)が品切れとなっていたことに気づきました。

同書では中国語訳を含めて、大変にお世話になりました。

2018年9月

『高坂正堯――戦後日本と現実主義』(中公新書、2018年)を仕上げています。
10月刊行予定です。

2018年8月③

読書はKindle本という方も多くなっているかと思います。

Kindle本は便利な半面で、論文や本を書くときには、引用しにくいところがありますね。

ほとんどのKindle本はリフロー型で、フィックス型ではありません。

Kindle本で読んでも、引用ではページを確定するために紙媒体でチェックし、二度手間になることがあります。

このため、引用箇所が紙媒体で何ページなのか、不明になりがちです。

この点が、近年では改良されています。

Kindle本が紙媒体のページ番号表示に対応しているかは、Kindleストアで本を検索し、

(1)「紙の本の長さ」に「印刷版(ISBN …)に基づく実際のページ番号が含まれています」と示されるか

または

(2)「登録情報」に「ページ番号ソースISBN」があるかで確認できます。

洋書のほうが、対応は進んでいるようです。

例えば、ネオクラシカル・リアリズムの命名者、『フォーリン・アフェアーズ』編集長として知られるギデオン・ローズのHow Wars End: Why We Always Fight the Last Battleや、昨年、和訳されて話題となったクリストファー・クラークのThe Sleepwalkers: How Europe Went to War in 1914が、ページ番号表示に対応しています。

しかし、実際に引用するとなれば、ミスを防ぐため、紙媒体で確認する作業が必要になるかと思います。

Kindle本が紙媒体と同じフィックス型、PDFだとありがたいのですが、ほとんどはリフロー型のようです。

2018年8月②

「大平正芳関係文書」を中央大学図書館のデータベースに加えていただきました。

こちらにリンクを貼っておきます。

楠田實資料と合わせて検索できます。

2018年8月

オープンキャンパスで、2回ほど学部ガイダンスを担当いたしました。

暑いなかを参加していただき、誠にありがとうございました。

2018年7月

授業が終わり、期末試験となりました。

期末試験のほか、レポートをチェックします。

2018年6月②

「この3冊 シベリア出兵」が、6月24日の『毎日新聞』9面に掲載されました。

有料記事ですが、こちらにリンクを貼っておきます。

取り上げさせていただいたのは、次の3冊です。

    細谷千博『シベリア出兵の史的研究』(岩波現代文庫、2005年)

    高原秀介『ウィルソン外交と日本──理想と現実の間 1913-1921』(創文社、2006年)

    麻田雅文『シベリア出兵──近代日本の忘れられた七年戦争』(中公新書、2016年)

2018年6月

『外交史料館報』第31号が、外務省外交史料館のホームページにアップロードされました。

こちらにリンクを貼っておきます。

2018年5月③

インタビュー記事が掲載されました。

中曽根康弘100歳に関するものです。

   「官邸主導の起点に」(『上毛新聞』2018年5月27日朝刊12面)

   「官邸主導の起点」(『福井新聞』2018年5月27日朝刊19面)

 共同通信の配信ですので、内容はほぼ同じです。